小型3軸ロードセル「LCM11」は、わずか32×32mmの設置面積と高さ20mmという非常にコンパクトな構造を持ち、狭いスペースへの組み込みに最適な小型3軸力センサです。本製品は赤色アルマイト処理されたアルミニウム製で、50N、100N、200Nの3つの定格容量を取り揃えており、軽量かつ高精度な3次元力測定を実現します。LCM11は、X軸（Fx）、Y軸（Fy）、Z軸（Fz）の三方向の力を同時に測定できるため、複雑な数学的演算を必要とせず、リアルタイムで正確なデータを取得することが可能です。各軸は消費電力の少ない1000オームのホイートストンフルブリッジ構成を採用しており、引張・圧縮の両方向の力測定に対応しています。例えば、圧縮方向では正の出力、引張方向では負の出力が得られるなど、明確な力の変化を把握できます。小型3軸ロードセルLCM11は、ロボットの接触検出、リハビリテーション機器、医療機器の操作力測定、自動車部品の機械的評価、精密機器の多軸力解析など、さまざまな産業・研究分野で広く利用されています。さらに、OEM用途や特殊な3次元力測定のニーズに対応するため、取付寸法、出力仕様、定格容量などをカスタマイズ可能です。LCSでは、少量からでも高性能な特注設計サービスを提供しており、幅広い分野の技術者や研究者にとって信頼できるソリューションとなっています。