薄型ステンレス製の3軸ロードセルLCM04は、高精度な3次元ロードセルとして開発され、静的および動的な多軸力センサーとして幅広い産業用途に対応可能です。定格容量は5kN、10kN、20kN、30kN、50kNの5種類から選択でき、様々な荷重条件下での信頼性ある力測定を実現します。LCM04は、相互に直交する3軸（Fx、Fy、Fz）において同時に力を測定できる構造となっており、複雑な数式処理を必要とせず、各軸の独立したデータをリアルタイムで取得することが可能です。各軸は、引張力と圧縮力の両方に対応しており、圧縮時には正の出力、引張時には負の出力（もしくはその逆）を示す仕様です。センサの取付は、42×50mmのコンパクトなフットプリント内に配置された4本のM10ネジ穴を利用することで、堅牢かつ安定した設置が可能です。この3軸ロードセルは、ハンドリング装置の荷重制御、構造物の試験、ロボットアームの動力検知、自動車部品の応力評価、さらには医療機器分野での力モニタリングなど、精密な3次元力測定が求められる多様な応用に最適です。LCSでは、お客様のニーズに応じたカスタム対応も行っており、仕様変更や接続方式の変更などにも柔軟に対応しています。